外出時に赤ちゃんが冷えたミルクを嫌がって飲んでくれない。そんな経験ありませんか?
外出先では便利な液体ミルクを使う人は多いと思いますが、液体ミルクは常温保管のため、そのままだと赤ちゃんには冷たく感じてしまいます。特に秋〜冬は温めることが必須。
外出先で大活躍する液体ミルクの唯一のネックといっていいと思います。
今回の記事で解説するのはカイロを使って温める方法です。(カイロはとても安全)
具体的に以下のような疑問が浮かんだと思います。
- どういう貼り付け方がいいのか?
- どれくらい温度になる?
- かかる時間は?
という疑問について、実際にテストをして検証してみました。その内容を今回の記事で解説していきます。
ちなみに、オススメの液体ミルクや比較が知りたい方はこちらの記事をご参考。
液体ミルクはアタッチメントでより便利に。アタッチメントを知らない方はこちらの記事をご参考。
結論
方法:液体ミルクにカイロを全面に貼り付けるだけ。
温度と時間:スタート:約20℃、約3時間後:約38℃に到達。6時間後も温度キープ。
カイロなので即効性はないですが、外出前に準備しておけばちょうど良い時間にベストな温度!
カイロを使った温度変化のテスト概要
準備物
1.貼るカイロ✕2枚(貼るカイロは表面に粘着テープが付いてるので楽)
2.空のすこやかの液体ミルク
もし、貼るカイロがなかったら貼らないカイロでもOKです。ただ、缶にゴム等で巻きつけてください。
具体的方法
空の液体ミルク缶に水を入れます。後は、液体ミルクの缶の周りにカイロを貼り付けて放置。
30分〜1時間毎に缶内の温度を測定するだけの簡単テスト。(缶を触って水の温度を均一にしてから測定)
カイロは内包されている発熱材が空気と触れると発熱するので、貼るだけでOK。
貼るカイロ1枚だけだと貼れない範囲があったので、カイロ1枚の部分貼りとカイロ2枚使って全面張りとの2パターンで比較してみました。
検証結果(カイロ1枚、2枚の比較)
到達温度とかかった時間
結果は以下のグラフの通りです。
どちらも初期の水の温度は約20.5℃。テスト環境温度は21〜23℃です。
スタートから2時間後、カイロ1枚は約30℃、カイロ2枚は約35℃に到達。
カイロ1枚はそこから30℃をキープ。カイロ2枚は約3時間後に約38℃まで到達してそのままキープ。
今回は6時間まで測定なので、それ以降の温度推移は不明ですが、6時間までは温度キープすることを確認!
カイロ2枚で全面張りがベスト
カイロ1枚と2枚(全面貼り)とでは最高温度も上がる時間も大きく変わりました。
約30℃だとちょっと冷たいのですが、約38℃くらいまで上がれば人肌近く、ミルクを飲むのにベストな温度だと思います。
熱が逃げないようにカイロ2枚で表面全張りすることが大切ですね。
約3時間で約38℃に到達するので、外出前にミルクを飲ませるとちょうど良い時間で適温になってますね!
6時間後も温度キープできているというのも魅力です。3〜6時間の範囲でいつミルクを飲ませてもOK。
今回は水でテストしましたが、ミルクでも同じような結果になると思います。
アイクレオやほほえみの液体ミルクでもOK
今回のテストはすこやかの液体ミルクを使いましたが、同じ缶タイプのほほえみのらくらく、紙パックのアイクレオでもカイロで温めることはもちろん可能です。
ただ、温まるまでの時間は今回のテスト結果と若干変わってくる可能性はありますのでご注意を。
ほほえみは太い缶タイプなので、缶の縁は温まって中は温まってない。つまり、缶内のミルクで温度差が生じる可能性があります。適度に缶を振ってミルクの温度を均一にしながら温めると良いです。
まとめ
外出先で液体ミルクを温める方法としてカイロを使う具体的方法とその効果を検証、解説しました。
カイロを使った液体ミルクの温め方をメリット・デメリットでまとめました。
メリット
- 安全・安心(お湯は火傷リスク)
- 貼って放置するだけで楽
- 約3時間で約38℃(適温)で6時間キープ。
デメリット
- 適温になるまで時間がかかる(前もって準備要)
- カイロ2枚の費用
カイロを使う方法が簡単かつ安全でオススメですが、カイロの温度が低いので前もって温めておく必要があります。
ちゃんと事前に準備しておけば、約3時間で適温の約38℃まで上昇し、そのまま6時間以上キープ可能。いつミルクを飲ませてもOK。これは魅力的ですよね。
今回はすこやかの液体ミルクでテストをしましたが、アイクレオの紙パック、ほほえみの太い缶でも同様の方法で同じ温度に到達するはず。(ただ、今回のテストの時間と少し変わってくるかもしれません。)
適度に液体ミルクを振って、ミルクの温度を均一にすると早く温度が上がると思います。
液体ミルクの温めの最速はお湯
ちなみに、カイロがない場合、もしくは緊急時はお湯を使う方法をオススメします。
お湯を使えば約2分で適温(約38℃)にすることもできます。詳細は以下の記事をご参考。
それでは、「安心・安全・ラク(時短・便利)」な子育てライフを!
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