外出時に赤ちゃんが冷えたミルクを嫌がって飲んでくれない。そんな経験ありませんか?
外出先では便利な液体ミルクを使う人は多いと思いますが、液体ミルクは常温保管のため、そのままだと赤ちゃんには冷たく感じてしまいます。特に秋〜冬は温めることが必須。

外出先で大活躍する液体ミルクの唯一のネックといっていいと思います。
今回の記事で解説するのはお湯をを使って温める方法です。(お湯は最速で温められる)
具体的に以下のような疑問が浮かんだと思います。
- 外出先でお湯はどこで手に入れる?
- どういう温め方がいいのか?その方法は安全?
- かかる時間は?
という疑問について、実際にテストをして検証してみました。その内容を今回の記事で解説していきます。
ちなみに、オススメの液体ミルクや比較が知りたい方はこちらの記事をご参考。


液体ミルクはアタッチメントでより便利に。アタッチメントを知らない方はこちらの記事をご参考。


結論
お湯が手に入る場所:コンビニのポット、SAのフードコートなどの給湯器
温める方法:①液体ミルクをジップロックに入れる。②ジップロックごとお湯の中に入れて待つ。
温度と時間:スタート:約20℃、約2分後:適温(約38℃)に到達。
緊急時にはお湯が最も早く温められます。但し、お湯や湯気でやけどに注意!
液体ミルクをそのまま湯煎することはメーカー推奨されていません。心配な場合はミルクを哺乳瓶に移して温めるほうがより安全です。もしくは、カイロを使った温め方もありますのでこちらの記事を参考に。


お湯を手に入れる場所
コンビニ
コンビニにはカップ麺などで使えるようにポットが置かれています。
このお湯を使わせてもらえばOKです。
SA(サービスエリア)
高速道路のSAのフードコートにはほぼ必ず給湯器があります。そのお湯を利用しましょう。
もしくは、レストランでお湯をもらうのも手です。
また最近ではSAには24時間使える調乳用温水器が置いてある場合も。あればこのお湯を利用しましょう。
70℃のお湯のため、粉ミルクからミルク作ることもできて便利です。



SAは子育て世代に配慮した施設・サービスが結構整っていますので、遠出の際にはSAを事前に確認しておくと良いと思います。以下のURL参考に!
NEXCO中日本:https://sapa.c-nexco.co.jp/guide/baby
NEXCO西日本:https://www.w-holdings.co.jp/service/baby.html
NEXCO東日本:https://www.driveplaza.com/sapa/shisetsu_service/baby/
お湯を使って液体ミルクを温める方法
準備物
1.ジップロック✕2枚のみ。液体ミルクが入るサイズの紙コップがあれば1枚でもOK。
ジップロックは100均でも売ってます。袋なので嵩張らないのが魅力。
2.液体ミルク(今回は、すこやかの空ミルク缶に水入れて検証テストしています)




ジップロックは耐熱性100℃以上であることを要チェック!


耐熱性100℃以上の袋は、ジップロック以外にも湯煎用の袋などがあります。お湯を使うため、耐熱性100℃未満の袋はNGです。ジップロックにも、フリーザー専用など多数の種類があります。耐熱性をよく確認ください!
今回はジップロック(フリーザーバッグ)のサイズMを使用しています。



サイズがLだとお湯を入れる量が多くなるので、小さいサイズがオススメ。
具体的方法
今回はテストなので空のミルク缶を使って、中には水を入れています。温度は20.5℃。
ジップロックの1枚目に液体ミルクをいれる。すこやかの場合はちょうど半分に折るといいサイズになりました。
ジップロックの2枚目に湯を入れる。入れるときに跳ねるお湯と湯気に注意!
袋から出る湯気が落ち着くまで、袋の端を持って暫く待つのがポイントです。




1枚目のお湯の入った袋に、2枚目の液体ミルクの入った袋を入れる。ジップロック イン ジップロック!



袋越しにすることで、液体ミルクが直接濡れない、お湯が溢れないため直接触らないようにすれば安心。
下の写真では温度を測るため、温度計も入ってます。


液体ミルクの袋をぐるぐると回すと早く温まります。ポイントは注意はお湯で火傷しないように袋の上を持つことです。
後は適温の38℃になるまでどれだけ時間がかかったか?を測定しました。
検証結果(お湯とカイロの比較)
到達温度とかかった時間
結果は以下のグラフの通りです。


どちらも初期の水の温度は約20.5℃。テスト環境温度は21〜23℃です。
スタートから約2分で適温の約38℃まで到達。めっちゃ早い。カイロ2枚では約38℃になるまで3時間かかりました。



水でテストしましたが、ミルクでも同じような結果になると思います。
アイクレオの紙パックやほほえみのミルク缶でも同様の結果になるはず!
まとめ
外出先で液体ミルクを温める方法としてお湯を使う具体的方法とその効果を検証、解説しました。
お湯を使った液体ミルクの温め方をメリット・デメリットはこんな感じ。
メリット
- お湯はコンビニ・SAなど比較的手に入れやすい
- 適温(38℃)になるのが早い(約2分)
- 100均で手に入るジップロック2枚でOK
デメリット
- お湯や湯気が熱い(ジップロックでリスク低減)
今回はすこやかの液体ミルクでテストをしましたが、アイクレオの紙パック、ほほえみの太い缶でも同様の方法で同じ温度に到達するはず。
液体ミルクをそのまま湯煎することはメーカー推奨されていません。心配な場合はミルクを哺乳瓶に移して温めるほうがより安全です。もしくはカイロを使った温め方もありますので、こちらの記事を参考に。


使い終わったジップロックは再利用
温めるために使ったジップロックですが、もちろん再利用できます。
もう使わないようであれば、そのままオムツやお菓子などのゴミ袋としても活用できます。
袋なので嵩張ばらないのでジップロックがオススメなんです。外出時の使い勝手は非常に良いですね。
より安全・楽なのはカイロ
カイロを使う方法が簡単かつ安全ですが、カイロの温度が低いので前もって温めておく必要があります。
ちゃんと事前に準備しておけば、約3時間で適温の約38℃まで上昇し、そのまま6時間以上キープ可能。いつミルクを飲ませてもOK。これはこれで魅力的ですよね。
詳細は以下の記事をご参考に。





液体ミルクはカイロで温めることを基本にしつつ、緊急時はお湯と使い分けするのが良いです。(何でも使えるジップロックはバッグに入れて常備しておく!)
それでは、「安心・安全・ラク(時短・便利)」な子育てライフを!
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