赤ちゃんが成長していくにつれて、ミルクの飲む量は200mlくらいまでどんどん増えていきます。
けど市販の粉ミルク缶に付属するのは20mlのスプーン。
200mlだと20mlスプーンで10回も計量が必要になります。
地味に面倒だし、何回入れたか忘れませんか?
特に夜の授乳とか眠い中、回数忘れてイライラすること何回もありました。。。結構なストレスだったり。
そんな時にオススメなのが50mlの粉ミルクスプーンです。これがあれば200mlもたった4回で計量可能です。
過去の記事で、大容量の50mlミルクスプーンが手に入る方法を紹介しました。
結論は「すこやか」のみ可能。
残念ながら他の粉ミルクでは正規の方法で大容量スプーン入手が困難な状況です。
そこで、100均の計量スプーンで50mlミルクスプーンの代用が可能か検証テストを行いました。
100均の計量スプーンで50ml計量できるならとても便利ですよね?
たった100円でミルク作りを大幅時短できるんです!
粉ミルクを飲む赤ちゃん向け(完ミ、混合の方対象)
特に「ぴゅあ」、「はいはい」、「はぐくみ」、「E赤ちゃん」、「アイクレオ」を使っている方!
100均計量スプーンで50mlスプーンの代用が可能か
※2021年6月7日に公開した記事ですが、「バラツキに関する考え方に誤り」があったため、記事を一部修正して2021年7月26日に再度公開しました。
※2021年10月11日に別記事のセリアの計量スプーンの結果もこの記事にまとめ直しました。(わかりやすくなったはず!)
結論:100均計量スプーンですべての粉ミルクで代用は可能!
5種類の100均の計量スプーンで検証し、50mlスプーン代用の可能性をまとめました。
以下のスプーンA〜E(以後すべてA〜Eに略)はすべて15ccのものを使った結果です。
50m用スプーンとして代用の可能性が高いは以下の表のとおりです。
粉ミルク | A | B | C | D | E |
---|---|---|---|---|---|
ぴゅあ | |||||
はいはい | |||||
すこやか | |||||
はぐくみ | |||||
E赤ちゃん | |||||
アイクレオ |
5種類の中でおすすめしたい計量スプーンは、AとEです。
「ぴゅあ」、「すこやか」の方はAがおすすめです。ダイソーに行きましょう!
「はいはい」、「すこやか」、「はぐくみ」、「E赤ちゃん」、「アイクレコ」の方はEがおすすめです。こちらはセリア。
Eは「ぴゅあ」以外のすべてに代用可能という素晴らしい結果。万能の代用スプーンですね!
A、Eはスプーンの形状的に哺乳瓶へ粉ミルクを入れやすいと思います
代用の可能性が高いという検証結果となりましたが、各メーカーは専用スプーンの使用を推奨しています。これらのスプーンを代用として使用するかどうかは最終自己判断でお願いします。
検証テスト概要
準備物
検証テストした対象銘柄は「ぴゅあ」、「はいはい」、「すこやか」、「はぐくみ」、「E赤ちゃん」、「アイクレオ」の6つです。
使った100均の計量スプーンはこの5種類。このうち15ccスプーンが対象。
スプーンAとBはダイソー、スプーンC、D、Eはセリアで購入しました。
お値段はどちらも100円(税抜)です。
余談ですが、セリアの商品は計量スプーンでもおしゃれですね。
使った計量器はこちらのデジタルスケール。デジタルスケールの計量精度は±0.02g。今回のテストでは十分な精度。
検証方法
検証方法はざっくり2ステップです。
粉ミルクを15ccの計量スプーンでスリキリ1さじ、デジタルスケールで計量する。
2回計量した平均値を算出する。
50mlミルクを作る場合の粉ミルクの重量に対して何gになったかで評価する。
ばらつきを考慮する。
ポイントは「ばらつき」です。
(以下は難解で細かい話なのでスルーしてもOKです)
基本的に、どの銘柄のミルクも専用スプーンでスリキリ1さじで出来上がり量20mlにして、ミルク成分が一定濃度になるようになっています。
ただ、スリキリの際、哺乳瓶の目盛りを見てお湯で調乳する際、計量器で測定でもしない限り、毎回同じになることはなく、結果的に濃度もバラつくはずです。
そこで50mlスプーン(すこやか専用)すりきりでどれくらいばらついているのか調査しました。
試行回数は12回。「最大値 ー 最小値」÷2をバラツキとしました。
結果は最大値:0.69g、最小値:0.616gとなり、バラツキは「±0.37g」でした。
それを踏まえて、50mlにするための粉ミルクの目標重量は以下の通りです。
- 「ぴゅあ」、「はいはい」、「すこやか」、「はぐくみ」、「E赤ちゃん」:6.50g±0.37g
- 「アイクレオ」:6.35g±0.37g
※過去の記事では調乳時のバラツキも加味していましたが、今回はスプーン変更のみのため、すりきりのみのバラツキを算出して目標にしています。
検証テスト結果
検証テストの結果を比較表でまとめました。
目標値となったものは代用の可能性が高い、目標値を若干オーバーしているものは代用の可能性あり、目標値を大きくオーバーしているものは代用の可能性低いとし、○、✕、△で判定しています。
目標値となったのは、以下のとおりでした。
銘柄 | 目標値(g) | A | 判定 | B | 判定 | C | 判定 | D | 判定 | E | 判定 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ぴゅあ | 6.50±0.37 | 6.42 | ○ | 6.61 | ○ | 5.96 | ✕ | 5.84 | ✕ | 5.68 | ✕ |
はいはい | 6.50±0.37 | 6.92 | △ | 7.18 | ✕ | 6.34 | ○ | 6.52 | ○ | 6.21 | ○ |
すこやか | 6.50±0.37 | 6.79 | ○ | 6.94 | △ | 6.03 | △ | 6.74 | ○ | 6.45 | ○ |
はぐくみ | 6.50±0.37 | 7.10 | ✕ | 7.15 | ✕ | 6.60 | ○ | 6.55 | ○ | 6.36 | ○ |
E赤ちゃん | 6.50±0.37 | 7.83 | ✕ | 7.94 | ✕ | 7.27 | ✕ | 7.23 | ✕ | 6.85 | ○ |
アイクレオ | 6.35±0.37 | 7.15 | ✕ | 7.12 | ✕ | 6.42 | ○ | 6.65 | ○ | 6.23 | ○ |
目標値となったのは、
Aでは「ぴゅあ」、「すこやか」
Bでは「ぴゅあ」
Cでは「はいはい」、「はぐくみ」、「アイクレオ」
Dでは「はいはい」、「すこやか」、「はぐくみ」、「アイクレオ」
Eでは「はいはい」、「すこやか」、「はぐくみ」、「E赤ちゃん」、「アイクレオ」
でした。
各社の粉ミルクですが、同じスリキリ1さじでも結構重量が異なるのにはびっくりしました。粉の粒径や成分によって密度などが違うからなんでしょう。
各メーカー、専用スプーンを使うことを推奨するのはこういう理由もあるんでしょうね。
まとめ
5種類の100均の軽量スプーンで検証し、50mlスプーン代用の可能性をまとめました。
スプーンA〜E(以後すべてA〜Eに略)はすべて15ccのものを使った結果です。
50m用スプーンとして代用の可能性が高いは表のとおりです。
粉ミルク | A | B | C | D | E |
---|---|---|---|---|---|
ぴゅあ | |||||
はいはい | |||||
すこやか | |||||
はぐくみ | |||||
E赤ちゃん | |||||
アイクレオ |
5種類の中でおすすめしたい計量スプーンは、AとEです。
「ぴゅあ」、「すこやか」の方はAがおすすめです。
「はいはい」、「すこやか」、「はぐくみ」、「E赤ちゃん」、「アイクレコ」の方はEがおすすめです。
また、AとEは形状的に、哺乳瓶に粉ミルクを入れやすいです。
Aはダイソー、Eはセリアで購入できます!
すこやかは以下の記事通り、正規の大容量50mlの粉ミルクスプーンが手に入りますのでこちらの記事もご参考。
代用の可能性が高いという検証結果となりましたが、各メーカーは専用スプーンの使用を推奨しています。これらのスプーンを代用として使用するかどうかは最終自己判断でお願いします。
その他のミルク作り時短方法
参考:ミルク作り時短(調乳ポット編)
調乳ポットを使ってもミルク作りの時短が可能です。
調乳ポットを持っていない方はご参考。
オススメはコンビの調乳じょーず か Yurneroの電子ケトルです。詳細は記事を参考ください。
参考:ミルク作り時短(液体ミルク編)
液体ミルクを使ってもミルク作りの時短が可能です。
液体ミルクは割高なので、普段使いは粉ミルク、災害時・外出(遠出)・深夜(シンドイ時)のミルク作りのみ限定的と考えると効果的です。
以下の記事では液体ミルクのメリット・デメリットや各社の特徴比較、上手な活用方法を解説します。
詳細は記事を参考ください。
それでは、「安心・安全・ラク(時短・便利)」な子育てライフを!
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